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一般歯科
むし歯の原因
歯の象牙質やエナメル質の防壁が崩壊していく病気、それがむし歯です。
原因としては口の中に無数にいる細菌が主役と考えられています。
これらを口腔常在菌といいます。
その中で菌の表面に付いた糖分を分解して、デキストランをつくるのがストレプトコッカス・ミュータンスという連鎖球菌です。
デキストランの主成分は、歯の表面の黄色いネバネバしたプラーク(歯垢)でその中にストレプトコッカス・ミュータンスをつつんで、歯のエナメル質に付着します。
この酸がエナメル質をとかしていって、やがてむし歯ができるのです。
歯ぎしりする人は・・・
夜、夢見ている頃、あなたはひよっとすると歯ぎしりしていて、歯をガタガタにしているかもしれません。
ギューとかみしめ、きしませ、ギシギシ、ギリギリ・・・・・
その可能性は少なからずあります。
私たちは、神経組織をもっており、緊張やストレスに対応します。
夜、静かにスヤスヤ眠っていると思うころ、その日一日の緊張やストレスに反応しているのです。
歯ぎしりは自分では気づきません。
留筋肉で歯をぎゅつとかみしめるその圧力はおよそ1平方センチメートルに21キログラム、犬歯の切端(せつたん・前歯で上下の歯がかみ合わされる部分)部分では何とおよそ4.7トンにもなります。
歯ぎしりする人は、緊張から顔はしわだらけということにもなりかねません。
咬合調整(上の歯と下の歯のかみ合わせを調整すること)をすると、歯にかかる圧力は均一になり高い所が邪魔にならないようになります。
これが解決法です。
あなたも咬合チェック(上の歯と下の歯のかみ合わせをしらべること)を受けるのが賢明ではないでしょうか。
お互い夢は楽しく見たいですね!
予防が最も大切
患者さんが歯科医院に行って治療していることは、ほとんどの方が虫歯など進んでいる状態でいらしています。
充填(つめものをすること)、義歯(入れ歯)、クラウン(欠けた歯にかぶせる)、ブリッジ(欠損した歯の処置)、歯ぐきの手術に抜歯(歯を抜きとること)・・・・・等々。
歯科医院での治療は、多くが事後の治療です。
それらは、悪くなったところを治す事で、根本的な原因の除去ではありません。
もちろん修理も大切です。
しかし、予防しないで処置ばかりでは、終わりのない鬼ごっこです。
どんな治療をしても、自然の恵みのものには匹敵することはできないでしょう。
予防こそが最も大切で、修理はほんの一時的なものにすぎません。
修理だけでは、一生、歯科医師の厄介にならなくてはならないでしょう。
予防するのはあなたです。
痛くなったら手遅れ
むし歯の進行
むし歯は、その程度によってC1~C4の4つの段階に分けられます。
このCの記号は、カリエスという歯学上のむし歯の呼び名からとったものです。
- C1は痛みはあまりないのですが歯の表面が白くにごって、エナメル質がむし歯に侵された状態です。
- C2になると、冷たいものが歯にしみます。むし歯の進行が象牙質にまでおよんでいます。
- C3は歯髄(神経)に達した状態で、炎症を起こすとはげしい痛みに襲われます。
- C4では、ほっておいたむし歯から細菌が感染して、ウミやはれがでて痛みます。
むし歯はがまんして治るものではなく、ほっておくと歯髄が死んで腐ります。